長時間デスクワークをしている人を観察してみてください。殆どの方が前かがみの猫背になっていませんか?つまり、頭が前に倒れて背中が丸くなる恰好です。
頭の重さは約5キロもあります。500ミリリットルのペットボトルの水が約10本分の重さにもなります。スーパーの袋にこれを入れて持つだけでもかなりズッシリしますよね?体の姿勢が前かがみになると、頭が前に傾きます。この重さを首や肩の筋肉で引っ張って支えなくてはなりません。1分か2分の事であれば耐えられますが、1時間も2時間もとなると、疲労を起こさない方が不思議なくらいです。首凝りや肩凝りは、こうやって簡単に出来上がります。
筋肉が上記のような姿勢で疲労を起こしても、老廃物質を処理し、血流を促せば回復に至りますが、困ったことに猫背で内臓を圧迫してしまうことから、最終的に老廃物質を処理をする臓器すらも、正常な血流を失います。朝起きて、体がなんだか重いなと感じた事はありませんか?そう、これが内臓の血流異常がもたらしている症状。源整院では、内臓の血流を回復させてから、首や肩の筋肉と骨を自由に動けるように、丁寧に施術を行ってゆきます。
これは肩凝りに限った事ではありませんが、姿勢が悪く、内臓を圧迫してしまうと、内臓全体の機能が低下を引き起こします。これにより、体全体の代謝物が排出できなくなり、毒素がどんどん体内に貯蓄されてゆきます。結果として起こることは、疲労回復が遅くなり、免疫力も低下して、体全体の症状の回復も遅くなることです。
当院では、他の整体院とは違い、特許取得の技術を活用しながら、内臓の血流不良をよくすることで、より深い所から首凝りや肩凝りのツライ悩みを解消するお手伝いをさせて頂きます。施術後にはきっとスッキリを清々しく感じて頂けることでしょう。
肩の大部分を覆っている僧帽筋は、大きくて強力でとても重要な筋肉です。一方でとても可哀想な筋肉でもあります。それは、肩から背中にかけて、殆どの部分に僧帽筋が存在していますので、一般的には肩凝りはこの「僧帽筋のせいだ」と思われることです。「僧帽筋が衰えるから猫背になってしまう」そう言われる事も多いようですが、それだと、何でも僧帽筋が悪者になってしまう感じがしてしまいます。しかし、実際に英語圏では肩凝りを「僧帽筋の筋肉痛」と呼ぶ地域があるそうです。筋肉痛になるほど頑張っても、この悪者というレッテルのせいでどうしてもその様に言われてしまう風潮があります。
僧帽筋は、体の筋肉の中でも重要性のある筋肉です。その証拠に、他の一般的な筋肉とは違い、僧帽筋の上部繊維では、脳から直接脊髄を経由せずに、副神経(第11脳神経)という重要な神経の支配を受けています。僧帽筋上部の動きは肩をすくめる動き、ビックリした時や寒い時の動きがこれです。そして中部の動きは背伸びや深呼吸、胸を張り猫背を直す動作をし、下部の動きは肩甲骨を引き下げる動きで、物を引っ張る時の動作で頻繁に使われています。動かす大部分は脳神経であるのにも係わらず、知覚は頸神経で支配されています。
実際に、脳の反射で僧帽筋を硬くしようとしますが、その「凝り」を感じるのは、首の神経という不一致が肩こりの原因となります。僧帽筋を硬くする原因は、内臓の反射と背骨の歪みによるものですが、脳は体の異常信号を忠実に、そして優先的に反応します。しかし、痛みを感じる部分は、脳より下位にある首の神経。よって、首の神経よりも脳神経の声の方が大きくなってしまうのです。
しかし、これによって、内臓や背骨に重大な歪みがあることが自覚できるようになっていますから、我々はこの「肩凝り」を「今、体がおかしいですよ」という言語として解釈しています。
ブルドッグみたいにたるんだ顔にはなりたくありませんよね?しかし、僧帽筋が衰えてしまうと、ブルドッグ顔になりやすいのをご存知でしたか?
僧帽筋は、後頭骨から背中を大きく覆っている筋肉です。後頭部から頭部に向かい帽状腱膜~前頭筋、そして顔にある表情筋へと繋がります。ちなみにこの筋肉の収縮によって、眉を引き上げて目を見開き、驚く表情を作ります。目尻のシワを伸ばすときにやる動きですね。
これを僧帽筋が背中で支えとなってサポートをしているのです。
僧帽筋が衰えてしまったら、尻切れトンボの様に表情筋もたるんでしまいます。「最近加齢のせいで顔がたるんできたな・・・」と感じている方も、実は僧帽筋が衰えているだけかもしれません。
また、肩が緊張して持ち上がると、首元では胸部と顎が近くなってしまいます。これは首のシワとなって目立ちます。肩凝りの施術が美容的な改善要素も含むことにもなるわけです。
肩凝りと血圧の関連性は、様々な研究結果で指摘をされています。特に寒い時期には体温を保持するために、急激な血圧上昇が起こる事があります。
高血圧には大別して2つあります。
・本態性高血圧(生活習慣や遺伝)
・二次性高血圧(腎臓異常、心臓血管異常など)
これらとはまた別の部分で、自律神経の働きが乱れることから起こるものです。
肩凝りの原因になっている筋肉は主に、循環器系の自律神経と連絡を持っています。これによって、心臓が働き過ぎたり、急に寒い所へ行ったりした時に、反射的に肩の筋肉が収縮して、「いわゆる肩凝り」と同じような現象が起こることがあります。
もしも外気が寒くなり始める秋や、急に暖かくなり始めた春の時期に、酷い肩凝りの症状を感じた場合は、その反射を一旦解除してあげる必要があります。主に上部の胸椎部分と、肺や横隔膜、胃を施術する事によって、上部の胸椎の捻じれは通常解消してゆきます。ここの環境が整えば、自然と肩を凝らせている反射は解除れて軽快に向かうでしょう。
ちなみに、上記で書いたように、高血圧の場合は「生活習慣」によるものが多いのですが、寒くなり始めた忘年会での「飲酒」「塩分過多」「喫煙」は、度が過ぎると血管にはかなりの悪影響となります。くれぐれも注意が必要です。
高血圧を放置しておくと、脳梗塞や脳出血、狭心症、心筋梗塞になる確率が高くなってしまいます。飲み過ぎた後は、当院でのケアも有効的です。他にも、心身のストレスから血圧が高くなることも知られています。心身のストレスは、なにも仕事や人間関係だけによるものではありません。身体の歪みも脳にとっては大きな違和感です。これも立派なストレスになっているのです。